太政官日誌


幕末の鎖国、開国をめぐる諸大名暗躍の時代に創められた。

仏国が幕府を援け、英国が薩長に味方し、他国もそれぞれに我が国情をうかがうという流血混乱の時代を経て、国是を定め政局の安定を図るために政府の官令布達や広報の役割を果たした本書の意義は大きい。この役割が東京日日新聞に引き継がれ、明治16年の官報発刊につながる。 

慶応4年2月創刊~明治10年(1877)1月終刊 11リール